【阪急京都線の女瀬川を渡る鉄橋に大問題あり！】

女瀬川は1967年に阪急線下流250mで右岸が大きく決壊し

近くの如是小学校に大量の川水が流れ込み、近くの住宅は天井まで浸かりました。

翌年自衛隊と淺沼組で両岸を約１ｍかさ上げ工事されました。

その間の橋は

府道も含めてすべて架け替えられたのに

阪急鉄橋はそのままになっています。(近所の人の証言）

これから岡山倉敷のような豪雨（線状降雨帯）が続くと

他の場所はまだ越水していないのに、

この鉄橋の四角から先に川水が漏れ出すでしょう。　

阪急電鉄・茨木土木事務所・高槻市長に地元から鉄橋の架け替えを要請しています。

上の写真は阪急安威川鉄橋　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　右の写真は阪急芥川鉄橋、どちらも堤防より大分上に掛かってます。

適切なブロック塀対策も必要であるが、河川の問題も同時に

　　　　　　見直しが必要ですぞ！梅雨・台風は毎年来ますよ！

次に

..........................高槻市市議会議員各位　殿　.........　２０１８．１１．　　3

　　　要　望　書

　　件名「津之江遊水機能公園の盛り土を取り崩す件」

　日頃は市政運営、特に安心安全、防災減災のためご活動のこと感謝申し上げます。

さて、日本列島は近年地球温暖化のためか、いままで経験したことのない異常気象により全国各地で大水害を

引き起こしています。記憶に鮮明に残る恐ろしい災害が連続で発生しています。　　

福井県舞鶴の由良川決壊　（バスの天井で３７人の観光客が一晩明かした）　２００４年

京都嵐山渡月橋で桂川が越水（多数の外国人観光客がボートで救助さる）　　２０１２年

広島安佐南区の土砂崩壊水害（多数の死者と住宅が流さる　　　　　　　　）２０１４年

鬼怒川の決壊で多数の家屋が流される（屋根に取り残されヘリコプター救助）２０１５年

呉市天応地区で大規模土砂崩壊発生（多数の死者と住宅崩壊）　　　　　　　２０１８年

岡山県倉敷市真備町の堤防決壊（合流する地点でバックウオーター発生）　　２０１８年

　　　　　　　　　　　　（高槻市の津之江合流地点と酷似）

なにしろ１００ミリ以上の豪雨が何時間も居座る線状降雨帯現象は明らかに気象条件の変化がもたらす異常な状況です。

これからこの線状降雨帯が日本列島のどこに出現するかは予測できません。故に河川に関係することは、

これまで認められてきたことで

あっても再チェックをして対策を立てることが必要ではありませんか。堤防からの溢水は草をはやしている外側（家側）から

少しづつ崩れて行き時間が経つにつれて堤防の弱体化が進み遂に決壊に至るのです。（倉敷の決壊で国交省が

検証報告⇒２０１８年７月２８日毎日新聞朝刊に掲載）

津之江公園はもともと両方の川の堤防が存在していたのですが、女瀬川の堤防決壊があったことから、その対策として、

この合流地点の両川の堤防をはずし、ここを遊水機能をもつグランドに造成されたのです。なみはや国体の

練習グランドとして利用するためもあったのか？　聖火の出発地にもなりました。（１９９７年）

この様に遊水地の機能のある重要な河川敷であることを失念し、高槻市の公園課が２００８年に自然再生工事と題して池を掘り、

出て来たその土を無謀にも大規模に河川敷に盛り上げたのです。

　占有許可を出した淀川河川事務所はこの場所は死水域であると言う理由で問題ないと許可したのですが、

死水域とは川幅が広がった地点等で水がよどむ場所を言います。それならなお一層よどんだ水を一刻も早く下流に流す

必要があるではありませんか。こんな障害物があると今までどんどん下流に流れていた水が停滞し、川幅の狭い

女瀬川の流下能力を減少させると共に、この盛り土の面積だけこの場所に入る水量が減少することは明白な事実で

あります。女瀬川流域は住宅の密集地域であり、住んでいる人々は戦々恐々としております。特に東五百住、津之江地区は

四方が堤に囲まれています。堤防が決壊すると一番被害を受ける地域です。

　去る１１月２日に高槻市市議会正副議長と面談し、上記の内容で説明致しました。福井議長は「その内容はよく

理解できました。市議会議員及び関係部署に本日の内容を伝えます」と締めくくられました。

気象条件が大きく変化してきていることから、いろんな場所を再点検する必要があります。その重要な

仕事が市会議員の皆さま方にあります。多くの住民がこの盛り土は非常に危険であると問題にしています。

どうか津之江遊水機能公園の築山を一度現地視察され、盛り土撤去するための検討を早急にお願い致します。

市議会議員の皆さま方に動いて頂きたくここに要望書を提出いたします。

上記趣旨に賛同の沿川住民署名が集まっています。４５０名（２０１３年）、今回　３５０名（２０１８年）

　平成３０年１１月３日「女瀬川堤防、越水・決壊を恐れる地域住民代表」　・　「女瀬川守る会」

　　「東五百住町１丁目連合自治会」　　　・　「津之江遊水機能公園を考える会」

　　　　　　会長　田ケ原　千栄子　　　　・メールtw832554*kf7.so-net.ne.jp(＊→＠）

　　　　　　住所　高槻市東五百住町１−３−２２　・　　HP検索「女瀬川守る会

連絡先　０７２ー６９５−５３５２　　

　　　　　　高槻市市議会議員34名の皆さん！　　高槻市長　濱田　剛史　殿

　　津之江公園の築山取り崩しの要請に対して、

　　12月5日高槻市都市創造部公園課及び下水河川企画課から正式に市長名で回答ありました。

　　　　回答の要旨⇒築山は市民活動、環境学習等の為に重要である。

　�@この公園は市民や学識経験者等の意見を踏まえて策定された。

　�A芥川とつながる池、湿地帯、築山を設置した。

　�B築山は生物多様性の向上のために設置されている。展望広場として利用されている。

　　　また植物や昆虫・野鳥の観察、小学生の環境学習も行われている。

　�C築山については淀川河川事務所から河川法に基づいて占用許可を受けており、流況解析からも女瀬川の流水を阻害

することはないという結果を得ている。

反論

　�@自然再生計画と称して芥川倶楽部が中心となり諮問会議が，6回実施された。この計画は合流地に計画

されているのだから、女瀬川の住民、市民、川に関係する団体の参加も認めるべきと再三申し入れたが、一切聞き入

れられなかった。（築山造成反対の声を排除した）

　�A池、湿地帯はともかく、築山は付近住民の反対問題点多かったのに強行に造成された。池掘削の土砂は

　　外部に運び出すよう申し入れたが聞く耳かさなかった。」

　�B    この津之江公園の利用について情報公開した結果（直近の5年）は以下の通り。

　　　　津之江小学校は5年間で４回、　　如是・登園・五百住小学校は5年間でたった1回

　　　　その他　　　津之江公園活かす会　　1回

　　　　詳細な内容の報告書も閲覧したが、バッタやクズの観察とあり、1行として魚や鳥の名前の記入はなかった。1億�T

300万円　　　　（淀川河川事務所の付帯工事含む）もかけて造成した公園です。上の公開文書見てください。環境学習

として使用されているのは1年に２度あるかないかの程度です。近隣に多くの小学校があるのに、こんな少ない

利用率では占用許可の条件を満足に充たしていない　築山は撤去すべきだ。築山がなくても自然観察は充分

できる。寝屋川遊水緑地公園は池の周囲に芝生を張りめぐらせ、多くのベンチが　置いてあり、池には、カルガモ、

ヨシガモ、クロガモ、キンクロハジロ、シラサギ、コサギ、オシドリが泳いでいる。伊丹の昆陽池（こやいけ）も、すぐ

鉄柵越しに魚や水鳥を身近に観察できる。築山を取り崩し、その管理費で池の周囲を毎月除草し、市民の憩いの場

にしよう！

　　　　管理についても、雑草の成長が激しく、また、入り口は8年間南京錠で施錠され、自転車も降りられない。いつ行

いている。

　�Cイ、津之江公園の芥川・女瀬川の其々片側の堤防が外されているのは遊水機能持たせる為ではないのか。まさしく、

その通り！

ロ、降雨が激しく続くと堤防が外されているから自動的に川水が入ってくる。故にここは河川敷（3号地）

そのものである。（近畿整備局の公式見解は「この公園広場は流下能力は見込んでいない空間です。」と回答

してきている。堤防が外され川水を導入させている河川敷を流下能力見込んでいない空間と判断して占用許可を

認めたのだ。このような大規模な築山造成の許可に際して、一介の公式算式　　Q＝A×Vだけで最終判断するのは、

おそらく河川学者でこれを正しいとする学者は日本国中探してもいないであろう。河川敷をもっと大切に

考えるべきだ。誤判断による占用許可は無効といえる。　築山は撤去すべきだ。

　　ハ、河川敷にこのような大規模な築山は必須の用途以外は作造してはいけない。河川法といっても管理者の主観、

勝手な判断で可否が決まる場合があり、この築山はその典型的な例である。（当時の占用許可係で

現在近畿整備局計画課のS氏は私との電話口で「あの時は高槻市さんが再三再四、何度も許可をしてほしいと要請、懇願

があったので・・・」と口を滑らしました。

　　ニ、簡単に治水上影響ないと主張されるが、降雨のパターンは雨降り100回は100通りのパターンがあると言っても

過言ではない。想定外の豪雨もあり、築山はあってもなくてもいいもの！撤去すべきだ。

　　ホ、流況解析の計算式も提示されましたが、3、4パターンの限定的な計算式だけであり、しかも合流地点から１キロ（天堂橋まで）上流までの計算式のみだ。天堂橋からJRまでの計算式はない。この築山の影響を簡単な計算式

で説明するのは無理がある。　河川敷には大規模な障害物を作らないことだ。撤去すべきだ。（運動公園の時

にはサッカーのゴールさえ固定化を禁止されていたのに！）

　　　　築山を廃止しても自然観察になんら支障にならない。池の中も水がよほど澄んでいないかぎり、魚を直接観察

するのは不可能だ。築山の上から池の魚は見えない。また池の周囲は鉄柵で囲こまれており、その鉄柵は雑草

におおわれているので近づくことさえ不可能だ。

　　　　河川敷への大規模な築山は好ましくない。治水に影響があろうとなかろうとロングスパンで見ると取り崩す方が得策

であると強調したい。（築山部分の今後の管理費も助かる）

　　　12月議会での結論が無理ならば、3月議会で結論出していただきたい。夢洲に土砂を寄贈するのは今

しかないですよ。　閉会中に市長による専決処分での決断をお願いしたい。

　　　　　　　　市議会議員諸君、都市創造部長、高槻市長の英断を願って！

　　　　　　　　２０１８年１２月５日　　公園課・下水河川課の回答を受けて。

　　　　　　　　　　　　津之江遊水機能公園を考える会・女瀬川守る会　　

　　市会議員の皆さん！3月議会に請願いたします。どうか誰か請願の推薦人になってください。　　　　連絡下さい。陳情書は提出済。